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■空気圧縮機据付上の注意

安全に且つ末永く製品をご使用頂く為に、空気圧縮機を据付ける際は下記の事項をお守り下さい。

=共通事項=

据付位置は出来るだけ使用場所の近くに定めてください。使用場所が散在する時は、なるべく負荷の中心近くに集中して設備し、空気の無駄な配管抵抗・漏れを少なくしてください。圧縮機は塵埃の少ない静かで、明るく、広く、通気の良いところ(注)に計画してください。採光が十分な事は空気の漏れや機械の異常を早く発見する事が出来、自然に保守も行き届きます。なお、圧縮機を複数台設置する場合はお互いの冷却風が直接当たりにくいように設置してください。

(注)圧縮機付近に通気ダクトがある場合は、通気ダクトの風が直接圧縮機に当たらないように風向きを調整してください。

=据付(基礎)=
  1. 圧縮機周囲はメンテナンスに支障をきたす恐れがある為、スペースを取って下さい。
  2. 基礎ブロックの基礎面の加重2〜 5ton/m2
  3. アンカーボルトを止めるコンクリートには 6 〜 8mm の砕石を使用してください。
  4. 基礎コンクリートの鉄筋とアンカーボルトを溶接する事は絶対に行わないでください。溶接部分から破断する恐れがあります。
  5. アンカーボルトを止めるコンクリートが固まったら圧縮機を設置します。共通台板と基礎コンクリートとの間で隙間がある場合はライナーを共通台板、基礎コンクリートとの間に入れて隙間の無いように調整します。調整が終わりましたら、アンカーナットを締めこみます。
  6. 圧縮機の振動が問題になる場合は防振ゴム、コイルバネを用いて床、壁との縁を切る方法がございますが、その場合は配管材にフレキシブルホースを用いてください。
  7. 軟弱な地盤の場合は基礎ブロックの下に杭を打ち込み、基礎ブロックの床面積を大きくしてください。
=配線=
  1. 電源には必ず漏電遮断器を取付けて配線を行ってください。
  2. 必ずアース工事を行ってください。
  3. 細い配線や長すぎる配線は電圧降下が起こり電動機が回転しなかったり、過熱焼損事故や火災の原因となる場合があります。
  4. 電圧降下については定格の2% 以内にしてください。
  5. 通常サーマルスイッチの設定はモーターの定格電流に合わせますが、周囲温度が低い時、空気槽容量が小さい時、自動発停の起動圧力が高い時などにサーマルスイッチが作動する時があります。そのような時はスイッチの設定値を定格電流値の10%増しに設定してください。
=エア配管=
  1. エア配管は温度が上昇(約70 ℃)し、熱膨張するので、伸縮に対して融通の利くようにしてください。
  2. 管途中に2 箇所以上の曲がりを設けますと、伸縮及び振動の逃げとなり有効です。
  3. エア配管は出来るだけ短くしてください。
  4. 主管はドレンが流れやすいように、上流より下流に向かい配管時1/100〜1/150程度傾斜させてください。主管の最終端部にはオートドレントラップを設けてください。
  5. 地下埋設配管はドレンが発生し易く、錆付きの原因となりますので出来るだけ施工しないでください。
  6. 立上配管下部にはドレン排出バルブを設けてください。
  7. 圧縮機エア出口にエアドライヤを備え付けるとドレンによるトラブルに効果があります。
  8. 配管の溶接は有資格者による全周溶接を行って接合してください。溶接が不完全な場合、エアや排気漏れに加え、振動により配管が脱落します。
  9. エア出口にフランジを使用している場合、相面にはスピロタル・パッキンを使用しています。配管の中心に合うようにセットしてフランジ固定ボルトを均等に締めてください。なお、パッキンの再使用は出来ませんので、フランジを開放した場合は都度新品交換してください。

* 主管より枝管を取り出すときには、ドレンが浸入しないように上部より取り出してください。

配管ラインでの凝縮水ドレンは圧縮機側に戻らないようにしてください。最悪、圧縮機が 焼損します。

=ドレン配管(電磁弁、手動コック)=
  1. ドレン配管は絶対に他のドレン配管と集合させずにそれぞれ単独で開放してください。コンプレッサー破損の原因となります。
  2. 周囲温度が0 ℃以下になりますと、空気タンク内のドレンや配管内の水分が凍結し破損することがあります。凍結を防ぐ対策を実施して使用してください。
  3. ドレンはドレン受け等に入れ、産業廃棄物として処理してください。